離婚計画を推進するため、就職先を探しました。
たくさん面接を受け、履歴書を送りましたが、何のとりえもない高卒無資格の私が就職できたのは
時給850円の地元の会社の総務事務でした。
夏期休暇や年末年始休暇があるとフルタイムで働いても手取りが10万円を切る月もありました。
このままじゃあかん。
そこで私やこの会社で成り上がるための方法を模索しました。
この会社での全ての決定権はパワハラおじいちゃん社長。
とにかく毎日いろんな人に切れてます。
そしてこのおじいちゃん社長は今まで出会ったことのないくらい常識を逸脱した常識をもっていて、
今までの事務員さんはもって半年といったところで高齢の経営者には珍しく昔からの人脈も
周りからの人望も皆無の人でした。
だからそこの会社は他に行き場所がない人の集まりで愛社精神なんてない人ばかりでした。
そこで私の抱いた野望
片っ端から仕事を覚えて私がいなきゃ回らない会社にしてやろう(そうしたら給料もあがるはず)
・・・まぁ入社時7人の会社だったのでそれほどでかい野望ではありません。
パワハラだろうが社長だろうが所詮はおじいちゃん
いろんな場面で楽をしたいはず
だけど人望がないから怒鳴ることでしか人を言うこと聞かせられない
ならば私が社長がやっている庶務を全て奪い取って
社長はただただ決裁権と責任だけ持ってもらってゆっくり新聞でも読んでてもらおう
そうしたら向こうから待遇をよくしなきゃいけなくなるだろう
最終的には毒入りスープでも飲ませてやろう
そんなことを考えながら日々過ごしておりました。
もちろん、まだ20代でしたので怒鳴られてはトイレで泣きながら壁を蹴っ飛ばし、
夜寝る前には毎日転職サイトを開く日々でした。
結果
10年後、会社は小会社も併せると80人ほどの規模になり、私は役員となりました。
当時いた社員はどんどん辞めていったので必然的に必要とされたのです。
・・・といっても報酬は同年代のサラリーマンとさほど変わらなかったと思います。
そしてあんな品のない会社の役員になったところで誰もうらやましく思わないでしょう。
頻度は減ったけど怒鳴られることには変わりはない日々でしたし。
ここまで読んでいただいた方はわかるでしょう。そうです。
私の芝生は青くない!
だけど青いと勘違いして汚してくる人はたくさんいる。
妬まれるようなものは私は何も持っていないのです。
とにかく普通の子育てをするために毎日地道に過ごしております。
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